「FD・SD推進センター」後期活動報告

2021/2/18

　本学ではFD（Faculty Development、大学の教育理念並びに教育目標に基づき、教員が自主的・自律的に教育改善を推進する活動、および、それを支援するために教職員が協働して組織的に研修及び研究をする活動）を率先して実施する組織として「FD・SD推進センター」を設置しています。2020年度後期の活動をご報告します。

学生FD委員任命

　11月10日（火）に学生FD委員との合同ミーティングを実施し、7名の学生に北垣学長より任命書が授与されました。任命された学生は、「より良い大学にするために、積極的にFD活動に参加したい」と意気込みを語っていました。

FD・SD研修会

　11月18日（水）に、専任教職員を対象としたFD・SD研修会を実施し、「withコロナにおける大学の授業・入試への対応」をテーマに、市立柏病院の皆様にご講演いただきました。

　データを用いた説明や、病院で勤務する中で感じたこと等、貴重なお話をうかがうことができました。

専任教員　授業見学

　12月1日（火）～21日（月）の期間に、専任教員が他の教員の授業を見学する「授業見学」を実施しました。

　各教員にとって、他の教員の授業を見学することは、三密回避の授業運営方法やアクティブラーニングの工夫の実践例の参考となりました。

学生FD委員　授業見学

　学生FD委員は今期、FD・SD推進センター委員の教員とペアを組み、授業見学を行いました。以下、授業見学後のミーティングで学生FD委員より共有されたコメント（一部）を掲載します。

英語科目ではないが、日本人学生・留学生ともに英語で発表を行った学生がおり、国際教養学部ならではの雰囲気を感じることができた。他学部で行われている授業を見学することは大学全体を理解する上で参考になった。（教育学部1年・日本人学生）
見学した授業はいずれも、教員が学生との対話（コミュニケーション）を通して、学生から答えを導き出す工夫がされていた。教員が学生の発言を的確にくみ上げ、学生のモチベーション維持・向上に効果があると感じた。（国際教養学部2年・日本人学生）
教員から学生への一方的な講義だけではなく、教員と学生の間で双方的なやりとりが多ければ多いほど、より魅力的な学びの機会になると考える。（国際教養学部2年・留学生）

Web授業アンケート

　12月1日（火）～21日（月）の期間に、各科目の履修者を対象に、Google Formsを用いたWeb授業アンケートを行いました。

　授業内容についての理解度や自身の貢献度、授業におけるICT機器などのツールの活用状況など幅広い設問を通して、学生の目線から見た授業の状況を把握することを目的として、履修登録者が5名以上の全科目（ゼミ等を除く）を対象としています。

　Google Formsの回答結果は科目ごとに担当教員（専任・非常勤）にフィードバックされ、授業改善に役立てられます。

　また、全体集計・分析結果は学内ポータルサイトに掲載され、次年度に向けてのFDの課題認識の共有へとつなげていきます。

　その他、学生が教員に対していつでも匿名で授業についての提案をすることができる授業アンケートページを学内ポータルに設けています。

　来年度も引き続き学生FD委員が主体となっての活動や、FD・SD研修会を行う予定です。

FD・SD推進センター

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