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「FD推進センター」2019年度後期の活動報告

2020/3/24

本学ではFD(Faculty Development、大学の教育理念並びに教育目標に基づき、教員が自主的・自律的に教育改善を推進する活動、および、それを支援するために教職員が協働して組織的に研修及び研究をする活動)を率先して実施する組織として「FD推進センター」を設置しています。2019年度後期の活動をご報告します。

 

学生FD委員と本センターとの共同会議/10月16日(水)および11月27日(水)


本学では、学生参加型のFD推進活動を行っています。学生FD委員の活動内容は、授業アンケートの質問項目の見直しや、教員とチームを組んでの授業見学などです。今年度後期は前期に任命された6名の学生が引き続き、その任に当たりました。
共同会議の席で学生たちから、授業改善のための意見がいくつか出されました。授業のさらなる充実を目指して、この活動は今後も続けてゆきます。

 

2019年度 第3回FD研修会/9月25日(水)「ティーチング・ポートフォリオについての理解」「数理・データサイエンスと社会についての理解」


 

「ティーチング・ポートフォリオ」についての理解

大学教育において、教員自らが教育活動を振り返り、目に見える形で教育業績として記録に残すことを意味する、「ティーチング・ポートフォリオ」について理解を深めることを目的に、講義とディスカッションを行った。講義では、その意義と制度の特徴やメリット、構造や構成、さらに他大学における実践例の紹介が、スライドを使用して解説された。その後のディスカッションでは、先行事例や実施の根拠等について、講義内容を補う意見が出されるとともに、将来的に本学で実施することを前提とした場合の課題などについても論議された。授業の向上と改善、優れた指導の共有という意味で、価値のある取り組みであるという共通理解ができた研修会となった。

数理・データサイエンスと社会についての理解

社会に溢れているデータから《価値》を引き出す新しい学問である「データサイエンス」と社会とのつながりについて理解を深めることを目的に、講義およびディスカッションを行った。講義では、データサイエンスという言葉の由来とその定義や特徴、分類や用途、また社会の動きに大きく左右されてきた統計学や数理統計学、および人工知能(AI)との関係、さらに他大学における実践例の紹介が、スライドを使用して解説された。その後のディスカッションでは、先行事例等について、講義内容を補う意見が出されるとともに、将来的に本学で実施することを前提とした場合の課題などについても論議された。授業内容や方法の改善という意味で価値のある取り組みである研修会となった。

 

2019年度 第4回FD研修会/11月27日(水)「シラバスの発展に向けて」

シラバス執筆を前に、教務委員長という立場から、シラバスの執筆に関する変更点や注意点などについての研修を行った。特に、「合理的配慮を要する学生」に向けた配慮に関する記述や文科省が推奨する他大学との相互の指導共有体制について他大学の事例をもとにシラバスの執筆の幅の広さを伝えた。研修に参加していた先生方からは、指導共有体制に関して、自作の資料や課題などをホームページにアップし、他大学の教員と共有することに肯定的な意見が出た一方で、著作権などが関わる場合などの共有が困難であったり、心配があるという声が出た。

 

後期授業アンケート/12月10日(火)~12月23日(月)


上記の期間中、授業内で紙媒体を用いたアンケートを行いました。対象となった授業は今回も、履修登録者が15名以上の科目すべてです(一部例外あり)。授業内容についての理解度や自身の貢献度、授業におけるICT機器などのツールの活用状況など幅広い設問を通して、学生の目線から見た授業の状況を把握することを目的としています。
その他にも、学生が教員に対していつでも匿名で授業についての提案をすることができる「Web授業アンケート」のページを設けています。

来年度も引き続き、学生FD委員が主体の活動や、FD研修会、アンケート活動等を行う予定です。

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