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Field Study Trip


国際教養学部では、1年次に2週間のField Study Trip(海外研修)が予定されています。
この研修は、語学力の向上だけでなく、世界が直面する課題に向き合い、問題の背景や解決方法を探る想像力、実践力を養うことを目的としています。

 

研修先

Green International Technical College(フィリピン/イロイロ)
フィリピンは、新興国またはNEXT11(21世紀に経済大国に成長する可能性が高い11の国)の国として、近い将来、成長が期待される国です。SDGsで取り上げられる社会問題(貧困、教育格差、ゴミ処理、環境問題など)への取り組みも、学ぶ要素が多くあります。
Green International Technical Collegeのあるイロイロ(Iloilo)は、フィリピン中央部にあるパナイ島の中心都市。観光地化されたマニラやセブのような大都市とは異なった、のどかな風景を楽しめます。フィリピン大学など多くの大学が集まる学園都市でもあり、治安も良いといわれています。

日程

8~9月頃(1週間)
まとまった時間をとれる1年次の夏期休暇期間を活用します。

研修内容(参考)

マンツーマン英語レッスン(1 コマ50 分・1日4コマ)、グループ英語レッスン(1 コマ50 分・1日3コマ)、SDGsツアー(土日)など
「担任制度」「Weekly Test」など、学生の学習の進行状況や弱点を教員が理解し、指導できるシステムが整っています。効率的に英語⼒を向上できる独⾃カリキュラムを構成します。
一方で、授業を何時間受けても、反復練習をしなければ知識は定着しません。そこで、予習・復習のほか毎日の課題やWeekly Testの準備に取り組むことで、⾃ら勉強する⼒を養います。

SDGsツアー

イロイロでの語学留学は、快適で過ごしやすく感じる人も多いでしょう。しかし、それはフィリピンの一部でしかありません。本学のField Study Tripでは、フィリピンの発展途上国としての側面にも触れ、社会問題の背景や解決法を探ります。現地NPO法人によるSDGsツアーを通して国際社会が抱える問題への関心を高めるとともに、現地の方々と英語を使ってコミュニケーションをとることで実践的な語学力を養います。

SDGs(エスディージーズ)とは

「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称であり、2015年9月に国連で開かれたサミットの中で世界のリーダーによって定められた、2030年までに達成すべき17の国際社会共通の目標

1日のスケジュール<例>
7:00 起床
7:30 朝食
8:00 授業(マンツーマン)
11:50 昼食
14:00 授業(グループ)
16:50 自由時間
18:00 夕食
18:30 ナイトアクティビティ(自由参加)
20:00 自習
23:00 就寝
Field Study Tripの様子

学生が撮影したフィリピンでの研修の様子をご覧ください!

 

学生Interview

Field Study Tripに参加した学生の声/五十嵐 愛美[2年]

授業について

1日に7つのレッスンに参加しました。マンツーマンレッスンでは、配布されたテキストで主にスピーキングに重点を置いて勉強をしました。SDGs Studyのレッスンでは、SDGsの問題をフィリピンに当てはめながら、その問題を解決するにはどうすればよいか、何ができるかをマンツーマンで先生と意見交換しました。グループレッスンではゲームを通てボキャブラリーの強化や、アクセントの強化をしたりテキストを用いて文法問題を解いたりしました。

フィールドワークについて

SDGsツアーでは、現地のボランティア団体と、ダンプサイトと言われるゴミ山に行き、拾ったゴミを売って生計を立てている家庭の方からお話を聞きました。「大学進学を弟や妹のために諦めた」「ダンプサイトでの暮らしに不満はない」という言葉が印象に残っています。最後に現地のスタッフの方とペアを組みSDGsで基礎となる要素は何かを考えてみんなの前でプレゼンテーションをしました。ほとんど自分1人で、英語を用いて説明をしなければならず、恥ずかしさや怖さでいっぱいでした。緊張と闘いながらのプレゼンでしたが、その分終わった時の達成感は素晴らしかったです。

研修を通して身についた力

挑戦力がつきました。初めは、思ったようにクラスメイトや先生と、苦手な英語でのコミュニケーションをとれずに歯がゆい思いをしました。しかし、ほとんど英語しか使うことが出来ない、英語漬けの毎日を送っていく中で、「とにかく話そう。間違っても自分の意思や考え、気持ちを伝えよう」と失敗を恐れずに立ち向かうようになりました。そういった姿勢をとるようになると、驚くことに会話が続くようになります。相手も私も、楽しく会話をしていると感じることができ、友達もできて話すことが怖くなくなりました。自分から現地の人に話しかけることもできるようになり、自分の変化に私自身が一番驚いています。

研修を終えて

水道設備などが、日本と比べると整っていなくて、初めは困惑しましたが、数日で気にならなくなりました。それよりも、フィリピンがとても素敵な国であることが私にとって重要であり感動しました。特に人柄が素晴らしかったです。空港や街中、お店の中でも話しかけてくれて、おすすめの料理、観光地、有名なお土産や、来日したときのエピソードを教えてくれました。にこにこと日本の魅力を語ってくれたあの笑顔を忘れません。

※インタビューの内容はすべて取材当時のものです

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