department of international liberal arts
日本を学び、異文化を学び、グローバル社会に対応できる英語を学ぶことによって、それらを基盤として社会に貢献できる能力を持つ人材の養成
1. 国際人としてのアイデンティティを確立し、異文化に柔軟に対応するグローバルリテラシーを有する人材
2. さまざまな専門領域を横断する知識と多角的視点を有する教養豊かな人材
3. 高い対人関係能力・コミュニケーション能力を有する人材
4. 常に社会に関心をもち、高い職業意識と自己管理能力を有する人材
5. 自由な発想で問題発見・問題解決能力を有し、時代の変化に適応できる人材
6. 上記の能力を発揮して、グローバル社会に貢献できる人材
大学入学時に将来の確たる進路を持っている学生もいれば、大学での学びや多様な体験を通じて徐々に固まっていく学生もいます。前者であってもその専門だけに特化していくメリットはありますが、関連する隣接分野や興味関心のある分野を大学4年間に学ぶメリットは計り知れません。
先進国の多くは大学の学部時代に二つの専門を学ぶダブルメジャー制やサブの専門を持つメジャー・マイナー制が中心です。グローバル時代、大学での授業内容はもちろん、大学時代の4年間の在り方も大きく変わってきています。そして後者のようにこれから徐々に進路を固めていく学生の場合は、さらに多様な進路を可能にしておく複数の専門を持つ本学の国際教養学部の学びが有効です。
社会で活躍する人材には、共通する能力があります。知識はもちろん重要ですが、使いこなせる条件があります。実社会で成功するための必須のコンピテンシーを本学部の4年間で身につけていくことが可能です。
そのために本学部では、PBL 型授業や PIL 型授業といったアクティブ・ラーニングの授業を行っています。「自分自身で考えていく」「解答を作っていく」ことを学び、問題解決力を身につけていきます。グローバル化が進むICT・AI時代、どの分野でも真に必要とされる力は何かを学んでいきます。
◎ PBL 型授業
( Project-Based Learning の略で「問題解決型学習」のこと)
PBL 型授業は、学習者が疑問や課題、問題を発見し、あるいは教員がそれを提起し、解決することを目的とした学習で、学習者の主体性、自律性を尊重しながら、学習集団(チーム)の力で問題を解決していきます。
◎ PIL 型授業
( Peer Instruction Lecture の略で「双方向型授業」のこと)
PIL 型授業は、これから学ぶ知識や理論、新しい情報などを学習者に理解、獲得してもらうために教員と学習者との対話など、やり取りをしながら進める対話型授業です。
共通する必須科目を学びながら、2年次以降にどのような進路への道を考えて科目選択していくか考える1年間です。同時に、大学での学びとは何かを本格的に体験する1年間でもあります。さらに語学力を伸ばすことが可能な時期です。
次のステップに進むために科目選択をし、最終的にどの分野を専門としていくかを絞っていく1年間です。そのために、多様な科目群の中から可能性の高い講座を選択し、自身への適正分野とその可能性を高めていく分野を決定していきます。
メジャーとなるゼミを決定し、専門性を高めていきます。それと同時に、関連する他分野からも興味のある科目を選択し、学んでいく1年間です。ダブルメジャー制の狙いが最も生かされていくのが3年次です。
国際教養学部の学びの集大成となる時期です。選択したゼミが中心となり、卒業論文に取り組みます。専門的に学んだ科目群(メジャー)・関心を持って学んだ科目群(マイナー)の総括をし、社会でどのように生かしてくのかを考えていくのが4年次です。
国際教養学部では、国際教養学部の学生全員に学んでほしい「国際教養専門科目」のほか、3つの科目群を学びのガイドラインとして設定しています。自分の関心ある科目群に設定された科目を中心に履修することで、関心分野を専門的に学ぶことが可能になります。
●日本および各国の社会と文化を学び、異文化理解能力を育成する
●国際教養の総合講座および国際教養総合演習の科目を通して、多元的で多面的な思考力を身につけ、複雑化する国際問題について学際的なアプローチを学ぶ
●世界各国の大学における海外研修および短期留学を通して、英語でのコミュニケーション能力を高め、異文化に柔軟に対応するグローバルリテラシーを身につける
主な科目
Human Studies 特論 /
Global Studies 特論 /
国際教養総合演習A・B・C /
イギリスの社会と文化 /
現代日本の社会と文化 /
Practical Reading in English /
Field Study Trip
●企業経営における経営資源について学び、活用の仕方を理解する
●組織における自分の役割について学び、実務能力を身につける
●国家間の違いを理解し、グローバル市場における経営について学ぶ
主な科目
ビジネス・ プレゼンテーション /
ITビジネス論 /
国際経済学 /
国際金融論 /
グローバル・ビジネス論 /
グローバル・マーケティング論
●心のはたらきや、行動の法則について学ぶ
●心の健康について学び、多彩な支援方法を学ぶ
●心を科学的に研究する方法を学び、思考力や問題解決力を身につける
主な科目
心理学研究法A・B /
心理学実験Ⅰ・Ⅱ /
心理学的支援法 /
教育・学校心理学A・B /
心理的アセスメントA・B /
障害者・障害児心理学 /
心理実習
●国際社会のしくみや国際関係について学び、国際人としての素養を身につける
●世界のさまざまな国 ・地域の文化を学び比較することによって、異文化を理解する
●さまざまな社会的分野との関連で文化を捉えることにより、「生きていくとは何か」を考える
主な科目
異文化コミュニケーション /
比較芸術論 /
宗教人類学 /
日本のサブ・カルチャー /
比較文明論 /
環境社会学
国際教養学部では、1年次に2週間のField Study Trip(海外研修)が予定されています。
この研修は、語学力の向上だけでなく、世界が直面する課題に向き合い、問題の背景や解決方法を探る想像力、実践力を養うことを目的としています。
1. 英語を使った仕事に就きたい
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グローバルビジネス論などで世界の潮流を学び、経営学やマーケティングなどビジネス系専門科目を習得して、海外展開している企業/外資系企業で活躍できるスキルを身につける。
2. 公務員になって地域社会に貢献したい
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日本経済を知り地域経済のポジションを理解し、地域経済で活躍できる企業について経営学や企業行動原理を学ぶ。地域の伝統や風土を深く理解するために多面的に日本人論や日本文化を学ぶ。
3. 国際社会で活躍したい
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世界の複合的な問題を解決するために、海外の文化や地域の事情、国際関係を学び、世界で通用する英語力を高めながら、国際機関やNGOなど、国際社会で活躍する仕事を目指す。
4. 自分でビジネスを始めたい
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経営学とりわけ経営組織論や会計関係科目、そしてマーケティングなど起(企)業家になるために必要な使える知識を身につける。さらに市場での消費者行動心理を深く理解するために心理学に関わる学問群を学ぶ。
5. 大学院(MBA)でさらに学びたい
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企業ビジネスの第一線で活躍するために経営学修士(MBA)を取得する。国内外の MBA コースのある経営大学院に進学するための学問群を学ぶ。経営学全般、特に経営組織論やグローバルビジネス論やマーケティング全般を幅広く学ぶ。
6. 人を支援する仕事をしたい
公認心理師(国家資格)の受験資格取得や心理系公務員を目指す。人の心や対人関係のメカニズムを理解し、医療、福祉、教育、司法、産業といったさまざまな領域で、支援を必要としている人を心理学的に援助する方法を身につける。
指定された科目を履修することによって、以下の資格を取得することができます。
学部・学科 | 資格名 |
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国際教養学部 国際教養学科 |
認定心理士 |
認定心理士(心理調査) | |
公認心理師(※) |
(※)公認心理師の受験要件となっている科目を履修できます(卒業後、大学院で所定の単位を修得するか一定期間の実務経験が必要)。詳細は、「公認心理師」カリキュラム対応についてをご覧ください。
本学では、1年次からのキャリア科目とゼミナールを通じて、自分と向き合い、将来の進路を考え、大学で学ぶ意味を自覚して目標を設定していく、アクティブ・ラーニングを行っています。小規模大学の強みを活かし、一人ひとりの適性や志望に沿って、1年次から卒業まで、徹底的にマンツーマンで個別指導を行うのが特長です。