開智国際大学では3年生を対象に、キャリア教育の一環として「インターンシップ」という授業を設けています。この授業ではビジネスマナーの基本を身に付けるほか、夏休みを利用してインターンシップ(実習)に参加します。
このインターンシップを体験してきた学生4名にインタビューしました。
ARAI FERNANDES ALEXSANDERさん(リベラルアーツ学部3年)
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MAHANTHE BELLANTHUDAWALAGE SACHINI KALPAさん(リベラルアーツ学部3年)
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村松 大輔さん
(リベラルアーツ学部3年)
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-参加するインターンシップを選んだ理由は?
私は高校・大学と柏市に通学しています。お世話になった地域に恩返しをしたいと思い、市役所の仕事に興味を持っていました。普段目にすることができるのは、受付など市役所業務のほんの一部。実際に働いている現場に行って、働くイメージをより具体的にしたいと考えました。
-インターンシップで印象に残ったことは?
職員と住民の方々の距離がとても近く、アットホームな雰囲気だったのが印象的でした。「この手続きがしたい」と聞いて、他にも必要な書類を教えてあげたり、親身になっているのが伝わってきました。私も窓口業務を体験させてもらったのですが、税金の手続きなどはとても難しく、分かりやすく説明するためにもっと勉強しなくてはと思いました。私は窓口で地域の方に接する仕事がしたいと思っていたので、志望する気持ちがより明確になりました。
-インターンシップを通して学んだことを教えてください。
目標に向かって行動することです。私は市役所の職員を志望していましたが、「今から公務員試験の勉強を始めて間に合うかな」と不安を感じていました。しかし、インターンシップを経験することで、「絶対にここで働きたい」という気持ちが明確になりました。職員の方にも「頑張って」と背中を押してもらい、今は迷いなく目標に向かって勉強しています。
-これからこの授業を受講する後輩へ向けてメッセージをお願いします。
どうしたら良いか迷ったり、不安になることがあったら、何か一つでも行動してみることをおすすめします。私も迷いがありましたが、インターンシップに参加したことで、自分の気持ちが明確になりました。この授業は「何か行動してみる」ことを後押ししてくれると思います。
-参加するインターンシップを選んだ理由は?
大学の職員の方の話を聞いて、車の販売に興味を持ったのがきっかけです。もともと車好きという訳ではなかったのですが、面白そうだな、どんな仕事なのか具体的に知りたいな、と感じました。
また、コミュニケーション力を向上させたいという思いもあり、他大学の学生と関われそうなインターンシップを選びました。
-インターンシップで印象に残ったことは?
営業に同行したり、他大学からの参加者とグループワークをしたり、様々なプログラムを経験しました。一番難しかったのは、最終日に行ったプレゼンです。好きな車を選んで試乗し、その車種の良さを発表するのですが、緊張で言葉に詰まってしまいました。大勢の人の前で発言することに慣れて、プレゼン力をつけなければと感じました。
-インターンシップを通して学んだことを教えてください。
お客様との関係づくりを大切にすることです。実際に営業に同行させていただいた際には、お客様の自宅の車庫が変わったことに気付いて話題にするなど、一人ひとりと丁寧に向き合っていることが感じられました。そしてその信頼関係が、売上にもつながっていました。これから私がどんな仕事に就いたとしても、必ずお客様がいます。その相手との関係をより良いものにすることが、成果にも結びつくのだと感じ、大切にしたいと思いました。
-これからこの授業を受講する後輩へ向けてメッセージをお願いします。
私は「どんな職業に就きたいのか」がまったく決まっていなかったので、真剣に考える機会になればと思い、この授業を受講しました。自分だけではインターンシップに参加するきっかけを掴めずにいたと思うので、授業として取り組めたのは良かったと思います。「何かしなければ」と思いつつ何をすれば良いか分からない人は、この授業から始めてみてください。
-「インターンシップ」の授業で役立ったことはありますか?
私は留学生なので、「日本のビジネスマナー」に自信がありませんでした。インターンシップに行く前に、授業で詳しく学ぶことができて心強かったです。また、私は日本語で話すことはできますが、文章を書くことは得意ではありません。自己PRや履歴書を作成するときも先生に添削してもらい、何度も書き直しました。面接の際には、キャリアセンターでも練習させてもらい、本番に挑みました。
-参加するインターンシップを選んだ理由は?
以前からサービス業に興味がありました。特に「ホテル」を志望したのは、私自身が日本のホテルに宿泊した際、とても素晴らしい接客だと感じたからです。自分もサービスする立場に立ち、職場の雰囲気や仕事内容を知りたいと思いました。
-インターンシップで印象に残ったことは?
担当業務の多様さです。職員一人ひとりがオールラウンダーとして働くため、掃除や部屋のメイキング・フロントから事務に至るまで、全てのことができなくてはなりません。そんな多様な業務の中で特に大変だったのは、チェックイン前の部屋の点検。13階から1階までの客室を階段を使って回る、体力的にも厳しい仕事でした。
-インターンシップを通して学んだことを教えてください。
お客様と接する仕事をするためには、「敬語」を使いこなす力が必要だと強く感じました。咄嗟に使えないことも多いので、もっと勉強したいです。
一方で、私の”強み”に気付く機会もありました。外国人のお客様に私が英語で対応したところ、とても喜んでもらえたのです。私は将来、ホテルや空港などで人に接する仕事をしたいと考えています。外国からのお客様はこれから更に増えると思うので、コミュニケーション力と英語力を活かしていきたいです。
-これからこの授業を受講する後輩へ向けてメッセージをお願いします。
日本のビジネスマナーを学べる、とてもためになる授業です。日本企業のインターンシップに参加できるのも貴重な機会だと思います。特に留学生の皆さんにお勧めします!
-「インターンシップ」の授業を受講した理由を教えてください。
アルバイトの経験がなかったので、就職する前に少しでも社会経験を積みたいと思っていました。「学芸員になりたい」という明確な目標があったため、社会経験も兼ねて博物館のインターンシップに参加できれば、と考えてこの授業を受講しました。
-インターンシップで印象に残ったことは?
子ども向けのイベントでアシスタントをしていた時、子どもならではの視点・考え方に驚かされました。作品を紹介する時、私は「いかに貴重か」「どこがすごいのか」を伝えたいと考えていました。ところが子どもたちは、「何か話してるみたいに見える!」など、自由な発想で作品を楽しみます。学芸員は知識の普及や教育といった役割も担っているので、視点の違いを体感できたことは勉強になりました。
-インターンシップを通して学んだことを教えてください。
一つは、自分の歴史知識の浅さです。ほかの参加者が史学部の学生や大学院生だったこともあり、知識不足を痛感しました。
もう一つは、人はそれぞれ自分にしかない良さを持っているということ。インターンシップの作業中、私より遥かに知識を持った人たちが、私が作成した資料を「この発想はなかった」と褒めてくれました。私が子ども達から刺激を受けたように、自分にしかない視点が役立つのだと気付き、自信が持てました。
-これからこの授業を受講する後輩へ向けてメッセージをお願いします。
社会勉強と思って参加したインターンシップですが、考えていた以上の収穫がありました。特に大学外のコミュニティーと出会えたことは、とても良かったと思っています。インターンシップには同じ職種に興味を持った仲間が集まります。経験と同時に、今後も大切にしたい人とのつながりを見つけられますよ。