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【特別授業】外国語の授業~身近なICT機器を利用して英語を学ぼう~(Bruce Flanagan先生)

2017/11/30

開智国際大学では、アクティブ・ラーニングとICT機器による教育法が積極的に実践されています。アクティブ・ラーニングとは、教員による一方向的な教育ではなく、学生が能動的に学びに取り組む学習法のこと。その学びを支援するためにICT(Information and Communication Technology)を活用しようと、プロジェクタやパソコン、電子黒板など、最新の機器を備えた教室があります。

 

今回は、そんな教室の一つを使って、ICTを活用したペアワークを行う特別授業「外国語の授業~身近な機器を利用して英語を学ぼう~」(ブルース・フラナガン先生)を紹介します。

この特別授業は、オープンキャンパスでの模擬授業として実施されているほか、先日行われた学内研修でも取り上げられました。

 

 

【英語でテキストチャット】

通常の授業のように携帯電話をしまうのではなく、「スマホやタブレットを出してください」という指示で始まります。
まずは、LINEなどのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を利用した英語によるテキストチャット。フラナガン先生は、電子黒板を使って端末の接続や設定、やり取りの実例を見せていきます。

楽しみながら、主体的に英文のやり取りを進めていく学生たち。ペアになった学生同士で夏休みの写真などを送り合い、身近なトークで盛り上がります。テキストチャットの続きは、授業後もホームワークとして取り組みます。

 

 

【英会話】

「はい、次のアクティビティ!」の一声で、学生同士の英会話が始まります。

ペアになって5分間会話を行い、スマホやタブレット端末でその様子を録画。録画した学生がもう一人にSNSで共有します。映像を一緒に視聴しながら、ジェスチャー・アイコンタクト・話術など、どのようにコミュニケーションを改善できるか意見交換。会話中に上手く出てこなかった語彙や表現もチェックし、ペアの学生とのテキストチャットで記録に残します。

この映像データはフラナガン先生にも提出され、後から全員に対して評価とフィードバックを行います。また、学生が自宅のパソコンなどに保存しておくことで、受講当時と1・2年後の自分を比較でき、成長を実感することもできるのです。

 

 

【英語で電話】

授業の最後には、なんと英語による通話にも挑戦。「英語で電話」は初挑戦の学生がほとんどで、グローバル社会での対話術を試されます。ペアの1人が別室に移動し、与えられたテーマで通話をします。

授業中は完全に音声のみの通話ですが、授業外の時間、自宅でもビデオ通話をして英会話の練習をさせているそうです。

 

 

 

【おわりに】

英語にとどまらず、フランス語、中国語など、あらゆる外国語のコミュニケーションにも役立つICTの活用。学生は授業外でもSNSで繋がっているので、いつだってクラスメートと外国語のやり取りができてしまいます。自ら進んで学習し、外国語の魅力を再発見している学生の姿に嬉しい驚きを感じました。

このように、最先端のICT技術を利用し一味違うアクティビティや課題を取り入れることで、学生が外国語と身近に触れ合う機会を提案しています。「国際英語」、「アクティブ・ラーニング」、「ICT」という本学の3つの教育方針をふまえた一石三鳥の取り組みです。

 

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