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交換留学生インタビュー/山東科技大学

本学は国内外の複数の大学と大学間交流協定を結んでいます。2023年度前期の半年間、サンクトペテルブルク国立経済大学から本学へ交換留学した学生にインタビューしました。

中国のShandong University of Science and Technology(山東科技大学)より国際教養学部に半年間留学

燕 一芃 さん

(エン イッポウ)

趙 一潤 さん

(チョウ イチジュン)

― 留学を決めたきっかけは何ですか?

燕さん : 私は中国の山東科技大学で3年間日本語を学んでいました。しかし、大学での勉強「書くこと」が中心で、話す機会があまりなかったので、日本に留学することでたくさん日本語を話したいと思うようになりました。

また、日本の文化、特にドラマ(3年A組)や小説(白夜行)が好きなので、たくさんの日本文化にも触れたいと思っていました。

 

趙さん : 日本のアニメが小・中学生の頃から好きで、中学生のころ友人と名探偵コナンを見たことが日本語を学ぶきっかけとなりました。大学では日本語の専攻があり、実際に日本で生活し、会話をしたいと思うようになり、留学を決めました。

―開智国際大学を選んだ理由を教えてください。

燕さん :たくさんの国から留学生が来ていることが理由です。私は「異文化」に興味がありますが、開智国際大学にはベトナムやモンゴルなど多くの国から留学生が来ているので、大学にいながらたくさんの異文化に触れられると思い、開智国際大学を選びました。

 

趙さん : 日本の留学先として、山東科技大学の提携校は3つありましたが、開智国際大学以外の留学先は1年間の交換留学制度しかなく、大学4年生の私にとっては、半年間の交換留学制度がある開智国際大学が魅力的でした。また、場所も都心に近くて便利な場所だなと思い、開智国際大学を選びました。

―開智国際大学の印象は?

燕さん :私が学んでいる国際教養学部は、4つの科目群(グローバル・ビジネス、グローバル・カルチャー、グローバル・コミュニケーション、ヒューマン・イノベーション)から好きな科目や面白そうな科目を自由に選んで学ぶことができるので、とても楽しいです。

また、少人数の大学なので授業の中でグループワークが多く、自分の意見を言うだけでなく文化背景が異なる他の国の学生の意見も聞けることは、とても良かったです。

図書館には大好きな日本の本や小説がたくさんあり、大好きな場所でした。半年間の留学期間はとても短く、2年間くらいいたい気持ちです。

 

趙さん : 大学では授業を自由に選択でき、選択した授業の中で「司法・犯罪心理学」の授業は、中国で犯罪や法律を学ぶ私にとって、とても興味深い授業でした。心理学の観点から犯罪者の犯行動機について考えたり、被害者となりやすい人について学んだりすることは、とても面白かったです。特に興味深かったのは、中国と日本の離婚制度の違いについてでした。日本の離婚には5つの分類がありますが、中国にはそんなにたくさんありません。また、日本では協議離婚が9割を占めるということがとても驚きでした。中国では、二人とも離婚に同意しているケースが少なく、財産分与などの観点で争いが多いため、調停となることがほとんどですが、日本では話し合いで解決する人が9割と聞いて、とても興味深いと思いました。

先生や職員、友達がみんな親切でした。中国人や日本人だけでなく、ミャンマーやベトナム、モンゴルなど、様々な国の友人ができて、国際的だなと思います。

―山東科技大学はどんなところですか?

燕さん : キャンパスがとても広いです。キャンパス内に山や川、多くの木や花があるとても自然豊かなキャンパスが特徴です。料理の種類が豊富な食堂もおすすめですよ。授業は、中国人向けと留学生向けで異なるので詳しいことはわかりませんが、韓国人、アメリカ人、日本人の先生もいらっしやゃいます。

 

趙さん : 大学内に書道具の名前を付けた場所(山・川・湖)があり、そこは美しいのでぜひ訪れてほしいです。先生は学生の勉強について関心を持ってくれて、学びたいことはしっかりと身につきます。大学周辺は都会からは少し離れているものの、海までは30分ほどで行けて、山もあり、自然豊かで美しい場所です。

―将来の目標は何ですか?

燕さん : 日本の大学院で社会学、とくに社会調査法を学びたいです。また、ジェンダーの問題にも興味があるので研究したいです。そして、将来的には日本で就職したいと考えています。

 

趙さん : 仕事はすでに決まっていて、マスクなどを生産し、日本に輸出する会社です。私はそこで、自社の製品に興味のある日本企業に販売するための営業を行う予定です。日本の関西周辺の観光をしたいので、また必ず来日したいと思っています。

4. 開智国際大学への留学を考えている後輩留学生へのメッセージ(燕さん)

開智国際大学にはたくさんの国から留学生が来ているので、大学にいながら多くの国の文化を感じることができます。また、国際教養学部は扱う授業の分野がとても広いため、興味に合わせていろいろなことを学ぶチャンスがあることが魅力的です。先生も学生もやさしいのでとてもおすすめです。

4. 開智国際大学への留学を考えている後輩留学生へのメッセージ(趙さん)

日本人はどんな時でも優しく、礼儀正しいです。挨拶が日常的に交わされているし、道端で迷ったときに、知らない人に尋ねたら、自分のことは後回しにして、一緒に目的地まで連れて行ってくれたりしました。交差点では車が歩行者を優先してくれて、安全に渡ることができます。 開智国際大学は東京に近く、生活が便利だし、学校周辺は緑豊かで安全です。柏市もいいところで、とてもおすすめできます。

本学の学生も山東科技大学への交換留学(半期もしくは1年間)、短期語学研修に参加することができますので、興味のある学生は国際交流センターまで問い合わせてください。

Shandong University of Science and Technology(山東科技大学)

1951年に設立された山東科技大学は、広大な3つのキャンパスに約3万人の学生が通う大規模な大学です。
「真実と革新を探求する(=Seeking Truth and Innovation)」という大学のモットーのもと、実用的なスキルを持つ人材の育成を目指しています。
文学、法学、経済学、経営学など様々な分野を取り扱い、特に化学や工学、科学技術の分野で世界トップレベルの研究を行っています。
本学では、山東科技大学外国語学部からの交換留学生を受け入れるなど、継続的な交流を行っています。

  • 中国(山東)
  • Shandong University of Science and Technology(山東科技大学)
  • 山東省青島市黄島区前湾港路579号
  • http://en.sdust.edu.cn/(外部サイト)
  • 長期留学(半期もしくは1年間)
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