図書館

講演会〈地図の今と昔〉) を開催

柏学祭の恒例となっている柏市立図書館・柏市内大学図書館合同企画講演会です。
今年のテーマは「地図」。本学では、“地図の今と昔”と題し、総合文化学科 松井吉昭教授には〈『陸奥国中尊寺領骨寺絵図』の世界〉で中世荘園絵図について、総合経営学科 符儒徳教授にはで、今を時めくGIS(地理的情報システム)についてのお話をしていただきました。

〈『陸奥国中尊寺領骨寺絵図』の世界〉では、中尊寺所蔵の『吾妻鏡』にも登場する骨寺村の絵図を紹介。家や田畑が描かれている「在家絵図」(詳細絵図)・「六所宮」など宗教施設が多く記載されている「仏神絵図」(簡略絵図)を見ながら、川の流れ、道の在り様、田畑の開墾の様子などから、現在の姿からは想像もできない、数百年も昔の村の姿を読み解く面白さが語られました。併せて当時の在家日記も披露され、年貢は米だけでなく、絹、栗、立木などもあったことなどから、中世に生きた村人の暮らしぶりに思いを馳せる、ロマンに満ちた講演となりました。 ホームページをご覧になって一関から駆け付けたという“骨寺村絵図研究家”の方にも満足していただけたようでした。

後半の〈地図情報とビジネス〉は、前半とは打って変わり、最新の情報産業についての講演です。位置情報を管理、活用することによって生まれる新たなビジネスの開発状況が説明され、それによる関連市場の規模が驚異的なスピードで拡大しているとのこと。そして、便利さを享受できる一方で、その課題として取り上げられたのが、個人情報の保護。たとえばグーグルマップの普及により、一歩間違えればプライバシーの侵害は避けられなくなります。 発展が望まれる産業だけに、考えさせられる講演となりました。

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 ▲ 松井吉昭教授              ▲ 符儒徳教授

2016/10/22