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≪授業紹介≫アクティブラーニングで学ぶフロイトの精神分析学

今回は、人間心理学科准教授の鳥越先生による精神分析学の講義を取り上げます。
この講義では、まず鳥越先生から理論の説明があった後に、グループに分かれてアイディアを出し合うディスカッションを行います。

授業は、前回に引き続き、フロイトの不安論と自我論の講義から始まりました。
学生が自らにあてはめて考え、より理論を会得できるよう、先生から学生に対して「みんなは何を不安だと思っている?」「みんなにphobia(恐怖)はある?」等、質問がなげかけられます。

<個人ワーク① 不安について目を向ける>

ワーク①ではまず、自分がよく感じている不安を、<分離不安/見捨てられ不安/罰を受ける不安/自分を見失ってしまう不安>のうち、どの種類あたるのか考えました。
「今、平和に暮らしているとピンとこないかもしれないけど、誰しも、ある特定の状況に陥った時どうすればいいかわからなくなってしまう」
との鳥越先生の言葉に、学生たちは過去の経験を思い出しながら、不安の種類を書き出していきます。

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<個人ワーク② 防衛について考える>

講義は徐々に、不安に対する「防衛」の話へとシフトしていきます。
鳥越先生の「不安がないと防衛機能は発達しない、不安があること自体が悪いことではない」という言葉に少し安心した表情を見せる学生たち。
外界から自己を守ろうとする「一次的防衛」と、イドや超自我といった内界の境界を扱う「二次的防衛」についての話があった後、不安に対処するために、自分はどのような防衛を使っているかを書き出す個人ワークを行いました。

≪グループディスカッション:「黒子のバスケ」脅迫事件を題材に、被告人の防衛機制について分析する≫

いよいよ授業はグループディスカッションへ。
「黒子のバスケ」脅迫事件の被告人意見陳述の中で、被告人が使用している独特の言い回しや単語について「なぜ」そのような使い方をしているのか、発言や行動のバックグラウンドとなっている精神状態について陳述の行間を読み分析を行いました。

まず4~5人でグループになり、それぞれアイディアを出し合った後、全体で意見を共有しました。

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学生からは、
・被告人は自分をかわいそうだと思っていて「被害者」になりたかったのではないか
・本当は自分が正しいということを立証したいのではないか
・権威に対する復讐心がある
・自分のことをサイコパスかもしれないと言っているが社会的な常識にひきずられているので(超自我)サイコパスではない
・一見、謙虚な文章に見えるけれど実は開き直っているのでは
・自分を卑下している一方で他者に対して批判的である
・刑務所に入ってからの方が満たされていることから、対人希求(人と関わっていたいという欲求)が強いのではないか。被告人は居場所を求めている。
等々、様々な仮説がとびかいました。

学生たちは今回のディスカッションを基に、更に被告人の精神状態について分析を深め、後日、個人でレポートを提出しました。


開智国際大学では、このようにグループワークを中心としたアクティブラーニング形式の授業を積極的に展開しています。
オープンキャンパスでは実際に本学の授業を体験することができます。少しでも興味をもった人はぜひ本学のオープンキャンパスに足をお運びください。

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