理事長挨拶

理事長挨拶

2017年4月1日、開智国際大学は、開智学園が総力を結集した21世紀型の新しい教育を推進する最新の大学として、大きく生まれ変わります。

改編新設の「教育学部」と「国際教養学部」の2学部では、学びの分野を広げるとともに、大きく変容する21世紀の社会、特に「グローバル化とAI・ロボット化する社会」に対応するため、「探究型教育」「英語教育」「ICT活用教育」を重点とした学びと授業の改革を進めてまいります。
そのために、まず人材と設備を整えました。授業力、研究力アップのために、既存の優秀な教授陣に加え国立大学のベテラン教授陣、教育現場の管理職、研究者を招聘、また、数億円をかけ、教育機材やICT機器を充実させるなど教育環境の整備を行いました。さらに教育学部には「教職センター」を置き、学部の教育の充実を図ります。加えて教育現場との教育研究を推進していく「教育研究所」も、開設します。また、引き続き2学部制に対応した学部の組織の改革を行っていきます。

新たに設置した「教育学部」には、小学校教師養成の課程と中学校・高等学校教師(英語・国語)の養成課程があります。ここでは、学習者(児童・生徒)が主体的で対話的に深く学ぶ、いわゆるアクティブ・ラーニング型の指導ができる教師の育成を最優先にしています。さらにICT機器を縦横に使って指導できること、英語力を持つことも重要視しています。それらが、これからの主流となる学校教育に不可欠なものとなっていくはずだからです。こういった教育をすすめることができる教師を育てる授業環境として、電子黒板、プロジェクター、パソコンやタブレットなど最新の機器を授業で使える教室を準備しました。
これからの教員養成では、学校インターンシップが最重要となります。本学教育学部は、小中高校を併設するグループの一員であるメリットを最大限に生かし、大学1年次から併設校でインターンシップを実施します。併設校には、アクティブ・ラーニングを主体とした探究学習に定評のある開智中学・高等学校と、国際バカロレアのMYP(中等教育プログラム)、DP(ディプロマプログラム・大学進学準備プログラム)の候補校の開智日本橋学園中学・高等学校(高校は平成30年度より校名変更予定)、国際バカロレアのPYP(初等教育プログラム)の候補校である開智望小学校、さらに4・4・4制など新しい教育を推進している開智小学校などがあります。まさに、大学の学際的な学びと教育現場の実践教育がコラボした新しい「教育学部」の誕生です。

「国際教養学部」は、学部の枠を超えたグローバルビジネスコース、グローバルコミュニケーションコース、比較文化コース、人間心理コースを設けています。ここでは、入学してから自分の学びたいことを、これらのコースのすべての授業の中から横断的にセレクトできるという、オーダーメイドの学びが用意されています。
将来の自分の職業を見据え、今何を学べばよいかを基に、授業を選択して学ぶことができます。たとえば、ビジネスを中心に据え、加えてグローバルコミュニケーションも合わせて学びたいというダブルスタンダードの学び方も可能です。1年次はグローバルビジネス、グローバルコミュニケーション、比較文化、人間心理のそれぞれのコースからいろいろな授業を選択し、上級学年になるにつれ、自分の将来の仕事を見据えて授業を絞り込んでゆくことができます。こうした、今までの学部制ではできない、枠にとらわれない自在な授業選択が可能です。
また、大学1年生から自分で探し、自分で決める企業インターンシップを行います。200社近い地元の企業と提携したインターンシップは、自分がやりたい、自分に適した仕事の選択をするトレーニングに役立つことでしょう。こうしたインターンシップは、現実社会を知ることで大学の授業の必要性を理解し、自分の様々なスキルの向上にも役立ちます。実社会と大学教育がコラボした、これもまた新しい国際教養学部の誕生です。

新しく生まれ変わる開智国際大学は、大きく変容する21世紀の国際社会に貢献できる人材を育成すべく、大学、学園全体が一丸となって邁進してまいります。

学校法人 開智学園
理事長 青木 徹